中国中西部の自動車及び部品消費市場は巨大な潜在力を秘めています

今年6月に定礎した、投資総額70億元、敷地面積2.3平方キロメートルの上海gm武漢支社はまだ完成していません。つまり、かなりの規模の自働車と部品がセットになった産業チェーンが形成されています。

武漢市が広がる中西部地域には総人口4億5000万人の広大な市場があるだけでなく、地域経済の成長幅は全国の平均レベルを上回り、自働車や部品の消費市場の潜在力は巨大です。上海gmの葉永明総経理は次のように説明しました。武漢に投資に来た最初の15社のサプライヤーはいずれも上海gmの長年のパートナーであり、コアサプライヤーであり、その中には世界500大企業も含まれています。

近年、中国では自働車部品企業の持分制限が徐々に緩和され、多国籍自働車部品会社が中国で独資企業を設立するのが潮流となっています。デルファイ、日本の電装、住友、米国のデナ、フランスのヴァレオ、日本の富士通電子などの多国籍部品メーカーは競って中国で投資規模を拡大しています。

国内外の企業が中国の自働車部品産業発展のビジネスチャンスを高く評価しているのは、中国の自働車部品製品のアップグレードと技術のモデル転換がもたらすビジネスチャンスにあります。

上海gm武漢支社のプロセス設備と国際高水準の環境保護施設は、精密化、敏捷化、柔軟化、モジュール化を一体化したグリーン環境保護工場を完成させ、上海gm武漢工場が世界トップクラスの自働車メーカーの列に入ることを確実にします。

現在、世界トップ100の自動車部品サプライヤーの70%が中国で事業を展開しており、中国大陸で自動車部品生産を行う外資企業は1200社を超えています。

専門家は、中国の自働車市場は少なくとも10-20年の高度成長期があるが、自働車部品サービスとアフターサービス市場は長期的で安定した巨大な市場になると見ています。

中国自働車工業協会がこのほど武漢で発表した情報によりますと、中国の自働車部品の販売金額は2011年に2兆元を突破し、今後も20%以上の伸び率を維持するということです。2015年までに中国の自動車メーカーの規模は2.5兆元に達すると予想されています。

九省通衢地の武漢は、華中の奥地に位置し、全国の重要な陸路と水運交通の要衝です。中西部には総人口4億5000万人の広大な市場があります。

武漢市委員会書記の阮成発氏は、上海gmの武漢基地が完成すれば、間もなく生産を開始する東風本田第二工場と来年に生産を開始するフランスのシトロエン・神龍第三工場を合わせて、武漢にはアメリカ、日本、フランスの3つの車種のトップレベルの製造工場が存在することになり、車種は経済的なものからハイエンドなものまでに及ぶと説明しました。