2017年1月、自動車ディーラーの在庫が急増しました

中国自動車流通協会が発表した「中国ディーラー在庫警告指数調査」VIA (Vehicle Inventory a lert Indexによると、2017年1月の在庫警告指数は61.5%で、前月より18.6ポイント上昇しました。在庫警告指数は警戒線を上回っています。


指数別に見ると、在庫指数と人員指数は前の月より上升しました。需要指数、平均日販指数、景況指数は前月比で大幅に低下しましたが、これは12月の当座貸越効果が1月に現れたためです。1月は取得税の半減政策が施行された上、春節連休が近づき、営業日数が減少したため、自働車の販売台数が12月に比べて減少し、ディーラーの在庫圧力が増しました。
主要指数の変動は以下の通りです。
1月の総需要指数は23.0%で、前の月より51.6ポイント下落し、大幅な下落となりました。ディーラーが総需要量を「増加」と見る割合は前月の69.1%から1.4%に減少しました。総需要は「ほぼ横ばい」が前月の19・9%から16・1%に減少しました。総需要量を「減少した」とする割合は、前の月の11.0%から82.5%に上昇しました。
1月の在庫指数は56.6%で、前月より3.6ポイント上昇しました。在庫量が「増えている」は前月の20.6%から42.7%に上昇しました。「ほぼ横ばい」は46・3%から40・6%に下がりました。「下がる」は18.8%から33.1%に上昇しました。
1月の1日平均販売台数指数は23.6%で、前月より46.6ポイント下落しました。調査によりますと、販売店の「増加」の割合は先月の62.5%から4.2%に減少しました。「ほぼ横ばい」は前月の25.7%から11.9%に上昇しました。販売台数が「減った」とした割合は、前月の11.8%から83.9%に上昇しました。
1月の景況感指数は49.5%で、前月より5.6ポイント下落しました。調査によりますと、ディーラーの経営状況について「悪い」と答えた割合は、先月の5.9%から27.3%に上昇しました。経営状況については「普通」が前月の62.5%から64.3%に上昇しました。経営状況を「良い」とした割合は、先月の31.6%から8.4%に下がりました。
2月は、春節休暇の影響で、市場の需要が低下し、加えて2月の平日が少ないので、販売量に影響し、ディーラーの在庫圧力が強まると予想されます。
このため、中国自働車流通協会は、ディーラーは依然として実際の状況に基づいて、理性的に実際の市場需要を予測し、在庫レベルを合理的にコントロールして、在庫圧力が過大になり、経営リスクにつながることを防ぐべきだとアドバイスしています。
今月のディーラー在庫調査の対象は、主に中国の自動車流通業界上位100社のディーラーグループです。全国の大部分の省にある1000店以上の4S店をカバーしており、幅広いブランドカバー範囲を有しており、国内市場で主に量産販売する輸入車、合弁車、自主生産車ブランド55社をカバーしています。