「一帯一路」はアフリカ一体化のための「道を敷き橋を架ける」ものです。

現地時間の1月7日、中国の王毅国務委員兼外相とボツワナのクェペ外相は「一帯一路」共同建設の瞭解覚書に調印しました。これにより、中国と「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の協力文書に署名したアフリカ諸国は46カ国に増え、中国とアフリカが共同発展、共同繁栄を推進する確固たる決意を示しています。

中国とアフリカは伝統的に友情が深く、双方は互いに信頼し合っており、良き友人、良きパートナー、良き兄弟です。2020年以降、中央アフリカは新型コロナウイルス感染症との戦いの中で互いに声援を送り、団結して戦い、運命共同体の真の描写となっています。これと同時に、中国とアフリカの「一帯一路」協力における多くのプロジェクトは、感染拡大で停滞することなく、逆に十分な粘り強さを示している。中国はアフリカで1100余りの協力プロジェクトを継続的に運営し、大量の技術者や労働者が雇用を守り、アフリカ諸国の感染拡大と経済・社会の回復を力強く促進している。このうち、中国が支援するアフリカ疾病管理センター本部プロジェクトはすでに12月にエチオピアで建設を前倒しで着工し、中国とアフリカの高品質な「一帯一路」共同建設、「健康シルクロード」建設推進の象徴となっています。

注目に値するのは、つい先日、中国・アフリカが「一帯一路」建設の共同推進に関する中華人民共和国政府とアフリカ連合の協力計画」(以下「協力計画」という)に調印したことです。これは中国と地域の国際組織が調印した初の「一帯一路」計画に類する協力文書です。中国社会科学院西アジアアフリカ研究所の賀文萍研究員は、次のように指摘した。『協力計画』の締結は中国とアフリカの協力の促進にとって重要な意義を持つ。一方で、よりマクロ的かつ全体的なレベルから、中国とアフリカ大陸全体の「一帯一路」協力のロードマップを計画した。「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」共同建設の提案を効果的に推進し、アフリカ連合の『アジェンダ2063』におけるインフラ建設などの方面のビジョンと的確に連携させます。一方で中国はアフリカの個別国家との二国間協力だけでなく、アフリカ大陸との多国間の包括的協力の展開にも力を入れていることを明らかにし、「一帯一路」の提案がますます多くの国と地域から積極的な反応を得ていることを一層裏付けた。また、アフリカ連合が地域組織として「一帯一路」建設に積極的に参与することは、間違いなく感染拡大下で低迷する世界経済に「強心剤」を注入し、世界経済の回復を促進するのに役立つでしょう。

現在、中央アフリカはそれぞれの発展の新たな段階に入っています。2021年は中国の「十四五」計画のスタートの年であり、アフリカ大陸自由貿易区建設のスタートの年でもあり、双方の協力はより広い空間を迎え、中国とアフリカの「一帯一路」共同建設協力に新たな内包が与えられます。賀氏は次のように強調しました。アフリカ大陸自由貿易区建設のチャンスをつかみ、『協力計画』を通じてアフリカ市場の一体化建設を推進し、アフリカの全体的な発展を牽引しなければなりません。自由貿易区の建設はアフリカが各種の関税や非関税の貿易障壁を打ち破り、大陸全体の市場を統合してより大きな潜在力を掘り起こすことを意味します。この過程において、「一帯一路」の建設は事実上、アフリカ大陸自由貿易区の発展のための架け橋となります。いずれもアフリカ大陸の一体化建設における重要な発展のボトルネックを打破するのに助力するでしょう。

特に保護主義と一方主義が高まり、世界経済が不安定で不確定な要素が明らかに増えた背景の下、中国とアフリカ双方は発展戦略を深くドッキングさせ、各分野の実務的協力を積極的に深化させることが一層貴重なこととなりました。「一帯一路」の共同建設を契機に、双方は優位性の相互補完を通じて共同発展を実現し、全面的・戦略的協力パートナーシップの更なる発展を推進し、人類運命共同体の構築を推進するための模範を打ち立てます。