中国は太平洋島嶼国と実務的協力を一層深化させ、一帯一路建設を共同で推進しています

聊城大学太平洋島国研究センターと社会科学文献出版社は北京で「太平洋島国青書:太平洋島国発展報告書(2020)」を共同で発表しました。報告書は次のようにみなしています。中国と太平洋島嶼国は実務的協力を一層深め、「一帯一路」建設を共同で推進すべきです。

報告書は次のように指摘しています。2019年は中国の「21世紀海上シルクロード」建設における深化・発展の年で、2018年にはパプアニューギニア、ニウエ、フィジーなど11の太平洋島嶼国が相次いで中国と「一帯一路」協力の瞭解覚書に調印し、中国と太平洋島嶼国の関係が急速に発展しました。同時に、中国は太平洋島国地域で外交の新たな突破を獲得し、ソロモン諸島と国交を樹立しただけでなく、キリバスとも国交を回復しました。中国-太平洋島国観光年、第3回中国-太平洋島国経済発展協力フォーラムなどのイベントが成功裏に開催され、対話のプラットフォームが構築され、双方の経済貿易往来と人的交流が力強く促進されました。

青書は次のように指摘しています。太平洋の島国「小さな島、大きな海洋」は劣勢と優勢が共存し、インフラが断片化している現状は、中国が南太平洋地域で「一帯一路」の相互接続建設を推進する上でチャンスを提供している。「一帯一路」南太平洋方面建設の重要な内容の一つは、前述の「5つのボトルネック」に対応し、「5通」の理念で太平洋島国が南太平洋地域の「断片化」した資源を統合することを支援し、相互接続ネットワークによって南太平洋地域の資源利用と集積・共有を推進し、中国と太平洋島国による「一帯一路」共同建設を推進することです。

中国・太平洋の「一帯一路」共同建設のルートに対し、一部の学者は若干の最新の提案を出しました。「小さな島嶼」の劣勢を「大きな海洋」の優勢に転化させ、それによって「五通」を利用して「五つのボトルネック」を克服できるかどうかが、中国と太平洋島国による「一帯一路」共同建設の鍵となるでしょう。これに基づき、中国と太平洋の島国は実務的協力を一層深化させることを前提に、「青色革新型の発展の道」を共に構築し、「緑色持続可能な発展の道」を共に歩み、「ガバナンスによる多面化の発展の道」を共に共有すべきです。