中国商務部が19日に発表した最新のデータによりますと、今年1月から10月までの中国の対外非金融直接投資額は6020億元(日本円で863億8000万ドル)で、前年同期比で3.2%減少しましたが、「一帯一路」沿線国への投資額は前年同期比で23.1%増加しました。
公式データによりますと、1月から10月にかけて中国企業が「一帯一路」沿線諸国に非金融部門で直接投資した金額は141億1000万ドルで、前年同期比23.1%増加し、同期間の総額の16.3%を占め、前年比3.6ポイント増加しました。
同期間、中国企業が「一帯一路」沿線諸国で新たに締結した請負工事の契約額は925億1000万ドル、売上高は607億4000万ドルで、同期間の対外請負工事の新規契約額と売上高のそれぞれ55.5%と58.5%を占めました。
清華大学国際関係研究院の史志欽教授は次のように述べている。中国企業による「一帯一路」沿線諸国への投資の急速な成長は、「一帯一路」共同建設国の経済回復と発展を力強く支援し、世界経済の回復にも力を注入している。
業種別では、一般建築、電力工事、水利建設などの対外請負プロジェクトの新規契約額の伸びが比較的速いことがわかりました。公式データによりますと、1月から10月までの一般建築の新規契約額は404億8000万ドルで、前年同期比36.8%増加しました。電力工事関連の新規契約額は392億4000万ドルで、同10.8%増加しました。